まえおき

定期的、または不定期に取引ボーナスが配布されることがあります。

取引ボーナスは非常に便利である一方で、同時に注意すべき点もいくつかあります。

トレーダーとして、ボーナスはあったほうが利益は出しやすいのですが、とりわけ出金関係で問題にならないように、ブローカーはしっかり選ぶ必要があります。

無入金ボーナスには要注意

取引ボーナスには、口座開設ボーナスなどをはじめとした入金不要のボーナス(Non Deposit Bonus)と、50%ボーナスや100%ボーナスなどの入金ボーナス(Deposit Bonus)があります。

このうちより注意が必要なのは、無入金ボーナスです。

「入金しなくてもFX取引ができる」という点は、確かに大きな魅力ですが、ブローカーにとっては大きな負担となります。

そのため、特に無入金ボーナスに対しては出金条件が課されていたり、ボーナスが条件を満たすと簡単に消滅してしまったりすることがあります。

※入金ボーナスに関しても、ボーナスの規約はよく確認してください。

ボーナスに関するトラブル例

大きく分けて「出金できない(出金拒否)」と「ボーナスが消滅した」という2種類のトラブルがあり、状況によってはトラブルへの対応が非常に難しくなることもあります。

まず「出金できない(出金拒否)」に関しては、次のような場合があります。

  • ブローカーがボーナス出金の条件を設定しており、その条件を満たしていないため出金に応じてもらえない(例えば10Lot取引をする必要がある、など)
  • ブローカーの表向きの出金条件は満たしていても、そのほか取引条件に違反していたとして出金を拒否される

前者については、つい勢いで口座を開設してしまったトレーダーにとっては確認が甘くなりがちです。

一般的には、あまりメジャーでは無いブローカーが無入金ボーナスを実施している場合には、ボーナスを取引して得た利益の出金には、一定数量以上の取引条件が付いているのが普通です。

※ブローカーによっては、それ加えて金額の条件や、最大取引ロット数の上限設定もあります。

したがって、ボーナスの規約に「取引数量」に関する条件がないかだけでも、必ず確認するようにしましょう。

そして、後者の「規約違反を理由とした出金拒否」に関しては、場合によってはかなり悪質なケースもあります。

例えば、NDD方式をうたっているブローカーにとっては、カバー取引が不要であるため、流動性の低いタイミングでトレードをしても問題ないはずなのに、なぜか不正な取引であるとして利益を取り消される場合などです。

※このようなブローカーは実は隠れてDD方式ではないかが疑われます。

実際どの程度の取引がセーフで、どこからがアウトなのかはブローカーの匙加減次第でいくらでも左右できますから、取引規約の中にブローカーの解釈の余地がかなりある規定があったり、あるいはブローカーがどの国のライセンスも保有していなかったりした場合は、いつ出金拒否されてもおかしくないと身構える必要があります。

一方で、どのブローカーにおいても明確に禁止している行為もあります。

それは、異業者間での両建て取引です。

特に経済指標発表前後や週をまたぐタイミングでそれを行った場合には、利益の取り消しに加えて、口座の凍結などもありうるので、トレーダーとしても「不正行為は行っていない」と自信を持って言えるようにしておきましょう。

信頼できるボーナスを提供しているブローカーの見分け方

特にできたばかりのブローカーや、別ブローカーのホワイトラベルを利用しており知名度の低いブローカーの場合には、派手なプロモーションを実施して顧客を集める行動に出がちです。

例えば、無入金ボーナスの金額が数万円と飛びぬけていたり、入金ボーナスの付与割合が200%などとほかのブローカーと比べて著しく高かったりする場合です。

一般的にボーナスの「相場」は、XMやiFOREXなどが実施しているレベルであると思っておいたほうが無難です。

また、取引条件(スプレッド)が良いブローカー(TitanFXやTrade View)はボーナス制度を全く実施していません。

したがって、ボーナスの額面だけをみて「怪しいな」と思う場合には、それにつられて口座開設をせず、きちんとした実績のあるブローカーにおいて自己資金で取引することを推奨します。

信頼できるブローカーとは、次の3点を必ず満たしているところです。

  • 入出金に関するトラブルが全く報告されていないこと(Twitter、5chなどで調査可能)
  • 取引条件が明確で、またNDD方式を採用していると証明できること
    ※提携先のリクイディティプロバイダー(LP)情報を公開しているかどうか
  • ゼロカットの執行がほぼ完全に機械化(自動化)されていること

入出金がらみについては、私共としては自分自身の取引と公式情報以外は評判をチェックするしかありませんが、その場合ウェブ検索ではなく、Twitterや5chといったSNSの情報をチェックしたほうが、実際の利用者の声が見つかる傾向があります。

また、NDD方式に関しては、確かに国内ブローカーのように信頼できるDDブローカーもいます。しかし、顧客と利益相反の関係になるリスクがあることを考えると、信託保全が原則行われていない海外ブローカーに関しては、顧客とウィンウィンの関係にあるNDDを選択すべきだと考えています。

総括

確かにボーナス制度は大きな魅力であり、私共も信頼できるブローカーに関してはボーナスをアピールしているところですが、一方で派手なプロモーションにつられない冷静さも必要だと思っています。

したがって、この記事を参考に信頼できるブローカーと信頼できないブローカーとを見分けられるようになっていただければ幸いです。