外国為替の歴史はとても長いものですが、相場の動きには一年を通して癖があります。

それはアノマリーと呼ばれており、投資家の世界でもアノマリーは常に意識しているものです。

ではそのアノマリーというのはどのような種類があるのかまとめてみました。

外国為替のアノマリー

節分天井彼岸底

最初にご紹介するのは「節分天井彼岸底」です。

これは節分の日が一年の高値となりやすく、そこからお彼岸と呼ばれる3月20日が底となり下落しやすいというアノマリーがあります。

これは背景として年が明けてある程度方向性等考えた機関投資家が1月にポジションを作りにいく行動がこのようなアノマリーに波及していると考えられています。

3月の決算を控えた円高

次は「3月は円高になりやすい」というアノマリーです。

この背景として3月は日本の本決算月となります。

そして日本の産業を支えているのは輸出企業です。

輸出企業は海外で売り上げがあった場合、外貨で売り上げ代金を受け取っているため、決算のために外貨を売って円に転換するというフローがでやすい月であることからこのようなアノマリーが存在します。

これは先ほどご紹介した節分天井彼岸底の3月20日まで下落が続きやすいというアノマリーと流れが同じと言えます。

sell in may

これは相場の世界でも有名な言葉です、

5月は株が下落しやすいというアノマリーです。

このアノマリーが意識されているのは米株であるため日本株が対象ではないのですが、日本株は米株につられやすい動きをするため、同じような動きをすることから日本株も下落しやすいと言えるでしょう。

8月の夏枯れ相場

次に8月は「夏枯れ相場」といって、取引量が一気に低下する月として有名です。

この背景は、お盆休みに入るため日本の機関投資家は保有しているポジションのリスクを抑えるため現物の株を少しずつ売って行きながらポジションを軽くする行動がでやすい月となっています。

一方で新しいポジションは当然ながら作りに行くことはしないため、株の上値が重くなり、このようなアノマリーが形成されるということです。

8月は株のロングはあまり仕込まない方がいい月として覚えておきましょう。

0月効果

次は「10月効果」と言って10月から再度相場に方向性がでやすい月として知られています。

米株が底をうちやすいということで有名となっています。

実際には10月に大暴落が起きそこから回復してきたことが何度もあるため、10月は注意すべき月と考えておいた方がいいでしょう。

ちなみに9月10月は「秋の大相場」という言葉もあるほど相場が動きやすい月であるため一緒に覚えておきましょう。

12月の閑散相場

最後に12月は欧米の決算月であるため、円安ドル高になりやすい月として知られています。

そしてクリスマスの月でもあるため、ほとんどの海外企業は休暇に入ることから、相場も日本のお盆休みのように閑散とした雰囲気となります。

クリスマスあたりにはほとんど市場参加者はいなくなるため注意しましょう。

ゴトー日

これは為替の世界でも有名なアノマリーです。

5日や10日、15日、20日、25日、30日という日は日系企業の外貨の需要が高まりやすいことから、東京時間の仲値(9時55分)に向けて

円安に推移しやすいという動きがでます。

これは実際にインターバンクのトレーダーでも意識しているほど大事なアノマリーなので覚えておきましょう。

アノマリーは季節的要因で覚えておいて損はないもの

アノマリーは背景がある程度あってそれが毎年同じような推移をすることから発見されていきます。

これは相場の癖であるため、このような癖を頭に入れておくことはトレーダーとしては重要なことです。

ある程度有名なアノマリーはしっかりと覚えて相場に臨むとトレードしやすくなるでしょう。