世界には様々なお金があり、その通貨の強弱が日々変動しながら、それを利益の源泉として投資しているのが外国為替の証拠金取引です。

通貨というのはその国の特性を表しているため、他のプロダクトと密接に連動することが多くあります。

実際にどのように連動しているのか、関連しているのかを簡単にまとめてみましたのでご覧ください。

各通貨の特徴

米ドル(USD

これは世界の基軸通貨で何か特定のプロダクトに影響されて動くようなものではありません。

基本的にはFRBの金融政策の金利動向に連動 して動いており、教科書的な動きになることが多いです。

理由してはアメリカ国内だけでなく世界の商取引で利用されていることから変動するファクターが多いためです。

予想するのは金融政策をみながらというところがいいでしょう。

日本円(JPY)

次は我が国日本の通貨です。

日本円の動きの特徴(他国の通貨と大きく相違する点)は

「株高で円安、株安で円高」

ということです。

他国の場合は

株が上昇すると景気がいい→政策金利引き上げの可能性が高まる→通貨金利も引き上げられるため選好される。

という動きですが、日本は輸出産業で成長した国です。

そのため昔から「円安=善」というロジックとなっており、それが現在でも継続しているということです。

リーマンショック以降は企業が円高に対して耐性がついてきたことから、株安でも円高方向へ推移することは少なくなっています。

豪ドル(AUD

次はオーストラリアの通貨の豪ドルを説明します。

豪ドルの特徴は色々あります。

中国景気(中国株)に影響を受ける

鉄鉱石価格に影響を受ける

ということが大きな特徴です。

①についての理由は

「オーストラリア最大の輸出国が中国だから」

という理由と、

「中国からの資本流入でオーストラリアが成長したから」

という点が理由として挙げられるでしょう。

②はオーストラリアで採掘されている一番の商品だからです。

そのためこの価格が下落すると単純にオーストラリアの採掘業者の利益が下落し、

オーストラリア全体に波及するというロジックから鉄鉱石価格と連動すると言われています。

特に足元では中国の景気動向はとても大事な局面のため、豪ドル投資をするなら、オーストラリアだけでなく、

中国も一緒にチェックする必要があります。

ニュージランドドル(NZD

オーストラリアの横の国ニュージーランドです。

この国はコモディティというイメージが強いですが、厳密には鉄鉱石や原油とは

連動しません。

通貨と相関が強いものは「乳製品価格」です。

特にニュージランド最大の企業フォンテラと呼ばれる企業があります。

ここが乳製品価格の推移を経済指標のように公表しており、この価格が大きく

変動するとニュージランドドルも変動します。

これは乳製品価格が最大の輸出品目だからです。

カナダドル(CAD)メキシコペソ(MXN

カナダは実は産油国として認識されています。

カナダではオイルサンドという砂の中に原油が混じっており、そこから原油部分だけを抽出し

輸出しているため原油価格に実は連動するという特徴があります。

また最大の貿易国アメリカの影響も受けやすいので、カナダドル投資をする場合には

原油価格とアメリカの動向をみていくべきでしょう。

まとめ

このように一括りに通貨と言っても変動要因となる特徴は千差万別です。

ファンダメンタルズ分析をする上で全てを分析することは不可能ですが、

このように特徴をしっかりと捉えておけばチェックするポイントも自ずと

見えてくるでしょう。

外国為替証拠金取引(FX)は通貨ペアの取引なので、通貨同士のシーソーゲームのようなものです。

強い通貨と弱い通貨を見つけて投資するゲームなので、このような特徴は取引する上で

とても役に立つため覚えておくと便利ですね。