外国為替証拠金取引はその名を通り、各国々の通貨を売買することになります。

その通貨というのは基本的にその国々のファンダメンタルズの先行きを予想したりしながら、通貨の方向性を考えて売買しています。

ではそのファンダメンタルズを分析する上で投資家が何を見て判断しているかというと経済指標です。

ここでは外国為替の取引を行う上では見ておくべき経済指標をまとめてみたいと思います。

必ず見るべき経済指標

米雇用統計

まず世界で一番大事な経済指標は何かと言われるとこのアメリカの雇用統計です。

この雇用統計がなぜ大事なのか説明します。

まず最初に世界経済全てに影響を与える国は当然ながらアメリカです。

アメリカが景気後退に陥ると世界の株や新興国経済に波及します。

そしてアメリカ経済がいいか悪いかを判断する上で大事なのが国内の雇用情勢です。

この理由は雇用者が増加している場合は、雇用者側が、労働コストを支払ってもいいと判断しているくらい利益が出ていることを表しており、労働者が増加することで収入が生まれる人が増加することから消費が促され、それがまた経済の成長に繋がるという好循環が生まれるということになります。

雇用者数は経済の根幹という考えがあり、この雇用統計が重要ということです。

当然ながら世界各国の雇用統計もとても大事なので併せてみておくといいですね。

消費者物価上昇率(CPI

消費者物価上昇率はその国の物価が上昇しているかを表している経済指標です。

この消費者物価上昇率をチェックする理由は「景気が回復する過程となる場合物価は上昇するから」です。

そしてその景気が回復して成長していった後に待ち構えているのは政策金利の引き上げですね。

政策金利はその国の基準となる金利です。

これは通貨金利にもなるため、政策金利の引き上げ見通しが高まるとその国の通貨が世界の投資家から選好される動きとなります。

そのため消費者物価上昇率は政策金利の動向に反映されるためチェックしています。

また各国の中央銀行(日本では日本銀行)では消費者物価上昇率を政策運営の目標として設定しています。

日本でも日本銀行の政策運営における目標は「2.0%の物価安定の目標」ということを

掲げて政策運営を行なっています。

そのくらい物価の上昇率というのは大事であり、景気の動向を判断する上で有用ということです。

各国の政策会合

最後に経済指標ではありませんが、必ず詳細をチェックする必要があるものを記載します。

それは各国の中央銀行が行なっている政策会合です。

政策会合とは国のファンダメンタルズを分析し政策金利を引き上げるべきか引き下げるべきか等話し合い決定を下す場です。

アメリカではFRB、EUではECB、日本ではBOJ、イギリスではBOEが行なっており、その際にメンバーがどのような印象を自国経済に対して意見を持っているのか、何人が政策金利の引き上げに反対した等、詳細な情報が入ってきます。

また中央銀行総裁の会見もあり、現状どのように景気を認識しているのか会見し、記者からの質問も受け付ける質疑応答の場も設けられたりします。

ここで投資家や運用担当者はマーケットの認識と中央銀行の認識がずれていないのか確かめる作業を行い、次の投資に繋げていこうとしています。

経済指標は中長期的な取引を行う上で勉強しておくもの

経済指標は国の方向性を判断する指標であるため短期トレードというよりは中長期的なトレードを行う上で取引判断する場合の判断材料と言えるでしょう。

経済指標を見ることは次に中央銀行がどのように動いてくるのかを判断しているとも言えます。

1つの経済指標で判断を下すことはできませんが、まずは上記の重要な経済指標2つから触れていくといいためここでまとめてみました。