外国為替の通貨はその国のファンダメンタルズを示していると言われています。

そのため金融政策を考えながら投資をすることはとても重要なこととなるでしょう。

どうして政策金利と通貨が連動するのか簡単にまとめ、そしてどのくらい連動しているのかをチェックしたいと思います。

通貨の政策金利の関係性

政策金利とは

最初に政策金利ってどういうものかに触れて見たいと思います。

政策金利は

「各国の中央銀行が景気を調整するために利用するその国の基準となる金利」

です。

つまりその景気の調整弁の機能を果たしています。

この政策金利はその国の融資金利や住宅ローン金利、フリーローンのような個人向け融資に対しての金利等全てに連動することが多く、景気の直結することから機関投資家が動向をチェックしているものです。

またこの政策金利は銀行が中央銀行に預ける際適用される金利にもなります。

そのため通貨金利にもなることから政策金利と外国為替の通貨の動きが連動しやすいということになります。

では実際にどのくらい連動しているのかチャートから視覚的に見て見るとわかりやすいでしょう。

通貨と政策金利の相関はどのくらい強いのか

では次に下記のチャートをご覧ください。

このチャートは

ローソク足:ドル円

水色:米債10年金利

となっています。

チャートを見てもわかる通り両者が同じような動きで推移しているのが視覚的に見て取れます。

相関係数(2019年1月から8月までを計測期間として抽出)は米債10年金利とドル円は0.60を超えてきており金利と相関が高いことが数字からも判断できます。

もちろん政策金利と米債金利は完全に相関するわけではありません。

また米債10年金利は10年間で期待インフレ率を含んだ金利の動きと言われており、長期的にインフレ率が高まる=ファンダメンタルズは良好という判断となり、政策金利の引き上げ期待が高まることから通貨も自然に買われやすいという動きとなります。

政策金利が引き上げられることで、日々得られる通貨金利も大きくことから、そのような国の通貨が投資家から選好されやすいという動きになります。

通貨金利は外国為替証拠金取引ではスワップポイントに影響するため、覚えておくといいでしょう。

通貨金利を意識してトレードするためには

日本というのはマイナス金利を導入している世界でのEUやスイスに次いでの低金利国です。

つまり外国為替証拠金取引では円借りて高金利通貨を買うことでスワップポイントがとても大きくなります。

この低金利のメリットは享受すべきとも言えるため、中長期的な資産運用でこのスワップポイントを利用した運用というのを行なっている日本の投資家も多い状況です。

リーマンショック前は様々な国が政策金利を高く設定していたため特にこのスワップポイントが高い環境が続いていましたが、リーマンショック以降各国が景気刺激策のために政策金利を引き下げたことでこのスワップポイントの魅力は低下してしまいました。

しかしそれでもスワップポイントが大きなプラスで投資ができるということはメリットです。

エマージング通貨であるトルコやメキシコペソ、南アフリカランド等はいまだに世界でも高金利と呼ばれる政策金利を設定しており、このようにエマージング通貨を自身の投資対象として加えることで、中長期的に有利なトレードが行いやすくなるでしょう。

中長期的なトレードは日々ニュースをチェックすることも必要なく、大きなマクロのポイントだけ捉えて行えばいいため、日々の生活にも負担はそこまでかからず、精神的負荷も少なく投資ができます。

トレードは精神的に負荷がかからずストレスを抱えないのがとても大事です。

是非政策金利と通貨の関連性を理解し、トレードアイデアの1つとして利用してみるのも一考でしょう。