FBSレビュー

FBSは2009年に設立された世界190カ国のトレーダーを対象とするブローカーであり、ベリーズ国際金融サービス委員会(IFSC)のライセンスを保有しています。 最大の特徴は、3,000倍という筆者の知る限りでは世界で最も高いレバレッジを提供していることです。また、取引スタイルに合わせて5種類の口座タイプを提供していたり、多様なプロモーションを実施していたりすることでも有名で、受賞歴も多数あります。

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長所
  • レバレッジ最大3,000倍は、海外FXの中でもダントツ
  • 豊富なボーナス&キャッシュバック&ロイヤルティプログラム
  • 条件を満たせばボーナス自体を出金できる稀有なブローカー
  • 海外顧客向けの情報コンテンツやセミナー動画が充実
  • 一部主要通貨のスプレッドはスキャルピングが可能な水準
  • ベリーズの金融ライセンスを保有し、厳格な資金管理を実施
短所
  • スプレッドがやや広いためフルレバレッジは事実上利用不可
  • ボーナスの利用条件が極めて厳しいため、活用は難しい
  • ボーナスの出金条件は厳格で、事実上達成は極めて難しい
  • ウェブサイトの日本語化がかなりわかりづらく、誤訳もある
  • 通貨ペアごとにスプレッドの特異不得意が大きく人を選ぶ
  • 公式ウェブサイトから信頼性に関する日本語情報を探しづらい
ブローカーの特性
  • ボーナス制度
  • 取引コスト
  • 入出金
  • 日本語サポート
  • 教育プログラム
  • 信頼性・ライセンス

ボーナス制度

FBSが提供しているボーナスやその他プロモーションの一覧表は、以下のとおりです。

ボーナス種別 名称 概要
新規口座開設ボーナス (無入金ボーナス) Trade 100 Bonus 取引ボーナス100USDを付与
入金ボーナス 100%預金ボーナス 入金額の100%ボーナスを付与
キャッシュバック キャッシュバック 取引Lotに応じて キャッシュバックを付与
ポイントプログラム FBSロイヤルティ プログラム 取引実績に応じてポイントを獲得し、現金や景品と交換
その他 スポーツカーを獲得 コンテストで入賞してBMWやメルセデスベンツなどを獲得

新規口座開設ボーナス(Trade 100 Bonus)は条件が厳しすぎる

他のFXブローカーにおける新規口座開設ボーナスに相当する”Trade 100 Bonus”ですが、利益の出金条件が非常に厳しいため、「デモ口座の延長」と考えておくと無難です。

例えば、次のような条件をすべてに従わなければなりません。

  • レバレッジは100倍固定。
  • 1回の注文数量は0.01Lot固定であり、一度に5つまでしかポジションを持てない。
  • 合計5.00Lotの取引が必要。
  • ※有効な取引量にカウントされるには、10.0pip以上の価格差が必要。
  • 30日間の取引実績が必要。
  • ボーナスは有効化した日付から50日後に失効。

他のブローカーでも、新規口座開設ボーナスには出金条件を設けていることもありますが、FBSほど条件が厳しいブローカーは非常に珍しいです。

100%入金ボーナスに関する注意点

FBSの100%入金ボーナスは、上限額の設定が10,000USDと非常に高いです。

これは、多額の入金をしても100%ボーナスをもらえるということであり、他のブローカーと比較しても非常に太っ腹です。

しかし、FBSのボーナスやXMのボーナスと同じように考えてはならない点もあります。 XMのボーナスは出金できない以外は、ほぼ現金と同じように証拠金として使用できますが、FBSのボーナスには次のような制限がかかっています。

  • ボーナスはマージンコールとストップアウト(ロスカット)の計算には含まれない
    →実際に入金した金額のみでロスカット判定がされるため、含み損に耐えられません。
  • 口座残高または有効証拠金(ボーナスを除く)がボーナス金額の30%以下になると、ボーナスは消滅します。
    例)口座残高が1,000USDでボーナスが1,000USDの口座で取引をし、700USDの損失(含み損)になった場合
    →口座残高(またはボーナスを除く有効証拠金)が300USDになったので、ボーナスがすべて消滅。
    →口座残高がなくなった後に、ボーナスでトレードするというやり方ができません。

こうなると、ボーナスの使用用途は新規にポジションをとって、逆行があまりしない状態で利益を伸ばすことのみに限定されるといえます。 ハイレバレッジトレードでは、ロスカット寸前の逆行からの逆転もありうるので、FBSのトレードはXMなどにおけるそれよりも厳しくなります。

ボーナスの出金について

FBSは、条件を満たすとボーナスを出金できるという珍しいブローカーです。

しかし、その条件が非常に厳しいので事実上不可能と思っておいたほうが無難です。

具体的には、出金に必要な取引Lot数は「入金額(USD)の3分の1」です。 つまり、1,000USD入金した場合には、ボーナスを出金するには333.34Lot(3333万4,000通貨)のトレードが必要になるということで、現実的ではありません。

キャッシュバックについて

ボーナス制度については、宣伝ほどはあてになりませんが、キャッシュバック制度は海外FXブローカー中有数の充実度です。 キャッシュバックは、ボーナスではなく現金なので条件なくいつでも出金できるほか、iFOREXの同様の制度と違い、上限額もありません。

※各口座の主要通貨ペアにおけるキャッシュバック比率は、以下のとおりです。
※ECN口座はキャッシュバックの対象外です。

  セント マイクロ スタンダード ゼロスプレッド
USDJPY 2 2 2 5
EURUSD 2 2 2 5
EURJPY 2 2 2 5
GBPUSD 2 2 2 5
GBPJPY 3 3 3 6
AUDUSD 2 2 2 5
AUDJPY 12 6 6 6

※1Lot(10万通貨)取引時における、USDの付与額を示しています。
※新規注文時と決済時の差が5pipsを超えていないと付与されません。
※キャッシュバックを受け取るには、口座開設後プロモーションに申請する必要があります。

FBSロイヤルティプログラムについて

XMやHotForexのような、ロイヤルティプログラムを実施しています。

取引Lotごとに付与されるFBSポイント及びステータスポイント、そして取引日数に応じて、様々なものと交換することができます。

例えば、Greenステータスでは100FBSポイント&5取引日数で100USDを交換できますが、100FBSポイントを得るには50Lot(500万通貨)のトレードが必要です。

他にも、VPSサーバー利用権や、プライベートコーチングセッション、ステータスが上がると、Mac BookやメルセデスSクラスなどとも交換できるようになります。

取引条件

FBSの提供している口座は、5種類です。

各口座の主な取引条件は、以下のとおりです。

 

セント

マイクロ

スタンダード

ゼロスプレッド

ECN

最小入金額

1USD

5USD

100USD

500USD

1,000USD

口座通貨

USD、EURのみ(JPY非対応)

ボーナス制度

100%入金ボーナス

なし

1Lot取引数量

1Lot=100,000通貨

※口座によって、最小取引数量が0.10lotまたは0.01lotとなります。

注文執行方式

NDD(STP)

ECN

(NDD)

最大レバレッジ

1,000倍

3,000倍

3,000倍

3,000倍

500倍

ロスカットレベル

証拠金維持率20%

取引手数料

(往復)

無料

20USD/Lot

以上

6USD/Lot

ゼロカット制度

(追証の有無)

ゼロカット採用(追証なし)

※ボーナスを適用すると最大レバレッジは500倍に規制されます。
※口座資金額によっては、表記より低いレバレッジが適用されます。

上記の口座の中で、スプレッド(取引コスト)で優れているのは、スタンダード口座とECN口座です。

一方で、セント口座とマイクロ口座はスプレッド自体が広く、ゼロスプレッド口座は取引手数料が往復で20USD/Lot以上(スプレッド換算で2.0pips以上)あるので、実際の取引コストは高くなります。

したがって、スタンダード口座とECN口座のスプレッドを掲載します。

以下は、日本時間17時ごろに撮影した実際のスプレッド動画なので、参考にしてください。

スタンダード口座のスプレッド ECN口座のスプレッド

2019年10月21日17時(日本時間)ごろに撮影(30秒程度)

これら、主要通貨のスプレッドを一覧表にすると、以下のとおりです。

  スタンダード口座 ECN口座
USDJPY 2.5pips 0.2pips(0.8pips)
EURUSD 1.1pips 0.0pip(0.6pips)
EURJPY 2.1pips 0.1pip(0.7pips)
GBPUSD 2.4pips 0.9pips(1.5pips)
GBPJPY 4.0pips 2.3pips(2.9pips)
AUDUSD 1.4pips 0.8pips(1.4pips)
AUDJPY 1.9pips 1.1pips(1.7pips)

※ECN口座は、スプレッドとは別に往復6USD/Lotの取引手数料が別途徴収されます。

これは、およそ0.6pipsに相当することから、カッコ内に手数料を加味した実質スプレッドを記載しています。

FBSの最もおすすめの口座はどれ?

結論から言えば、スタンダード口座かECN口座かの2択です。

最大レバレッジやボーナス・キャッシュバック制度を活用するのであれば、スタンダード口座を利用して大きめのトレードをすることが向いています。 一方で、ECN口座のスプレッドは特にドルストレートを中心に非常に狭くなっていますから、スキャルピングトレードなど取引コストを気にするトレーダーに向いています。

取引プラットフォーム

FBSは、MT4及びMT5をサポートしています。

詳細は、以下のとおりです。

MT4(メタトレーダー4)

PC

タブレット

スマートフォン

・Windows

・Mac

・Web Trader

・iOS

・Android

・Web Trader

・iOS

・Android

・Web Trader

MT5(メタトレーダー5)

PC

タブレット

スマートフォン

・Windows

・Mac

・Web Trader

・iOS

・Android

・Web Trader

・iOS

・Android

・Web Trader

FBS Trader

PC

タブレット

スマートフォン

(非対応)

・iOS

・Android

・iOS

・Android

顧客サービス

FBSの公式ウェブサイトは、あまり日本語として自然ではありません。

そのため、ウェブサイトを見ていただけではわからない点や、不安な点も生じてくるはずです。

そこで、FBSが提供している顧客サービス(サポート)を「メール」「チャット」「電話」の3種類から分析しました。

種別 対応状況 概要
メール 対応 メールアドレス(世界共通)にメールを送信。
チャット対応
(時間帯による)
週5日(平日)のみ、日本語のチャットサポートあり。
※その他の時間帯は、英語のチャットサポートのみ。
電話 コールバックのみ公式ウェブサイトのフォームから依頼。

日本語のコールバックを受ける方法

ややわかりづらいところにリンクがあります。

公式ウェブサイトの上部メニュー「会社案内」「連絡先」の箇所に、「フィードバック(英語版では”Callback”と表記)」の表示があります。

こちらをクリックすると「折り返し電話」のウィンドウが開きますので、こちらから必要事項を入力します。

問い合わせ方法がわかりづらいことはFBSの欠点

公式ウェブサイトの日本語がわかりづらい(誤訳も少なからずあります)ことは、ビギナーや初心者トレーダーにとって大きなデメリットだといえます。

もちろん、すべての海外FXブローカーのサイトがきれいに日本語化されているわけではないですし、ブローカーによっては日本語に対応していないところもあります。

しかし、FBSほどの大手ブローカーであれば、日本人ネイティヴによる丁寧な日本語ページを作ってほしいと思います。 ただ、良く調べればメールサポート以外も提供しているため、口座開設や入出金など不明点がある場合には、積極的に利用してください。

教育プログラム

FBSは次のような教育プログラムを提供しています。

種別実施状況(名称)概要
初心者向けコンテンツ・外国為替取引への初心者ガイド(PDF資料)
・取引のヒント
・用語集
FX取引に関する基礎知識から、具体的なテクニカル分析・トレード手法の紹介まで、幅広くカバーされています。
市場分析・毎日の市場分析
・外国為替テレビ
多くのコンテンツは日本語されており、内容もテクニカル分析からファンダメンタル分析まで多岐に及びます。
市場ニュース・外国為替ニュース主に発表予定の経済指標の情報を中心に、数日間隔で更新されています。
ウェビナー
(オンラインセミナー)
・ウェビナー
・ビデオレッスン
動画コンテンツはすべて英語音声であり、字幕も英語です。 また、過去のウェビナーの動画(60分程度)も利用可能です。
各種計算機・外国為替計算
・Currency converter
スワップポイントや、必要証拠金額など各銘柄の設定情報を計算で求めることができます。
その他・プライベートコーチングセッションFBSロイヤルティプログラムの一環として実施されており、条件を満たした顧客はライブビデオチャットで1時間程度のプライベートコーチングセッションを受けられます。

FBSの教育プログラムの有用性は英語力次第

FBSのコンテンツはテキストコンテンツを中心に日本語化がされていますが、こちらも機械的な翻訳であるため、読解には慣れが必要です。

ただ、それでも実際のチャートをもとにしたチャート分析や、プロのアナリストによる経済分析などは、できれば「もの」にしたいところです。

そのためには、英語がある程度聞き取れる(読める)ことが重要です。

FBSのコンテンツは、もともと外国人顧客に向けたものを日本語に訳しているため、英語ができることで自然な文章や音声に接することができるほか、ウェビナーやプライベートコーチングセッションにも参加できます。

口座開設方法

口座開設方法を順番に解説します。

まず、公式ウェブサイトの「トレーダー登録」のページにアクセスします。

このページでは「顧客契約条件」「個人情報保護方針」(いずれも日本語訳されています)を確認、同意の上、次の項目を入力します。

Eメールをご記入くださいFBSからのメールが受信可能なメールアドレスを入力します。
氏名をご記入ください氏名をローマ字で入力します。 例)山本太郎の場合→Taro Yamamoto

次の画面で、取引口座の選択を行います。

なお、口座開設後も追加口座は開設可能です。

開設可能な口座の概要は以下のとおりです。

口座種別 最小入金額 概要
セント 1USD 最小入金額が全口座の中で一番少ないですが、スプレッドが広いことが難点です。
スタンダード 100USDスプレッドやボーナスプロモーションなどの観点から最も使い勝手の良い口座です。
Trade 100 Bonus なし 100USDが入金された状態でトレードが行える「トライアル口座」です。
※100USDは出金できず、取引利益の出金にも厳しい条件があります。
ゼロスプレッド 500USDスプレッドは非常に狭いですが、往復20USD/Lot(2.0pips相当)またはそれ以上の取引手数料がかかります。
マイクロ 5USD 最小入金額が2番目に小さいですが、スプレッドが広いことが難点です。
ECN 1,000USD 取引手数料が往復6USDかかりますが、総合的な取引コストは最も小さい口座です。
セントMT5 1USD セント口座のMT5版です。
スタンダードMT5 100USD スタンダード口座のMT5版です。

これで、口座開設は完了です。

マイページ、及び取引プラットフォームへのログイン情報が表示されます。

次の画面では、以下のような画面が表示されます。 もしも、異なる国が表示されている場合には修正する必要があります。

次に「電話番号の確認」と「本人確認」を行います。

電話番号確認では、国番号付きで電話番号を入力します。

例)日本の電話番号の場合→+81を選択。

SNSで認証コードが送られてきますので、そちらを入力すると認証は完了です。

本人確認のページでは、次の情報を入力します。

「リクエストを送信」をクリックすると、完了です。

送信後、1営業日程度で認証が完了し、その旨のメールが送信されてきます。

身分証の番号 提出する身分証の番号を入力します。
提出可能な身分証の種類は、以下のとおりです。
・運転免許証
・パスポート
・マイナンバーカード
※番号がない書類を提出する場合は”none”と入力します。
年生月日 生年月日を「日」「月」「年」の順番で入力します。
例)1999年10月22日の場合→「22」「10」「1999」
ファイルを選択上記で番号を入力した身分証の写真をアップロードします。
※画像は鮮明なカラースキャン画像である必要があります。

最後に「プロフィール設定」を行います。

ここでは、「アカウント詳細情報」の項目について解説しています。

その他の項目も変更が必要な場合は、設定を行ってください。

各項目の概要は、以下のとおりです。

タイムゾーン 適用されるタイムゾーンを変更します。
例)日本時間の場合→[UTC+09:00] 日本標準時 (JST)
携帯電話番号携帯電話番号を入力します。
すでに携帯電話番号認証を終えている場合は、入力済みとなっています。
EメールEメールを入力します。
既に入力済みとなっていますが、変更する場合は入力します。
居住国を選択します。
例)日本居住の場合→Japan
郵便番号郵便番号を入力します。
例)〒123-4567→123-4567
都市 次の「住所」の項目と一緒に、住所をローマ字で入力します。
例)東京都文京区本郷1-2-3の場合
→Tokyo-to Bunkyo-ku
住所 住所の続きをローマ字で入力します。
例)東京都文京区本郷1-2-3の場合
→Hongo 1-2-3

入金方法

FBSへの主な入金方法は、以下のとおりです。

執筆時点(2019年10月)時点での情報であり、今後方法が追加または削除される可能性があります。

クレジットカード・デビットカード (VISA、JCB)
※MasterCardは一時的に不可
クレジットカードまたはデビットカードで(USDまたはEUR建てで)入金します。
この方法で入金した場合には、出金方法でカードへの返金が最優先されます。
bitwallet、STICPAY Bonsai Trader Exchange Money 各種オンラインウォレットを経由して入金します。

出金方法

FBSからの主な出金方法は、以下のとおりです。

執筆時点(2019年10月)時点での情報であり、今後方法が追加または削除される可能性があります。

クレジットカード・デビットカード (VISA、JCB)
※MasterCardは一時的に不可
入金に利用したカードがある場合には最優先で、各カードに返金扱いにより出金します。
※入金に使用したカード券面の画像提出が求められます。 ※システム上入金額以上を出金はできません。
bitwallet、STICPAY Bonsai Trader Exchange Money 各種オンラインウォレットを経由して出金します。

お勧めの入出方法はbitwallet

bitwalletはXMやTitanFX、HotForexなど主要な海外FXブローカーで採用例の多いオンラインウォレットです。

入出金の時間とコストを削減できるほか、複数海外FXブローカー間の資金移動にも便利です。

※bitwalletへの入金は国内銀行送金(銀行振込)や各種クレジットカード(デビットカード)を利用することができます。入金手数料は国内銀行送金(銀行振込)の場合は無料で、カード入金などその他の入金方法は4-5%の手数料が徴収されます。

※bitwalletからの出金は国内銀行送金(銀行振込)で利用することができます。出金手数料は、一律824円で反映は2-3銀行営業日です。

評判の検証

FBSが自らアピールしているポイントや評判として流布している点につき、事実に即しているかということを検証します。

スプレッドについて

公式ウェブサイトにおいて取引口座のスペックが紹介される中で「低スプレッド」がアピールされています。

※「レバレッジ3,000倍」については、次の項目でレビューします。

FBSで実際にスプレッドが優れているのは、スタンダード口座とECN口座です。

まず、スタンダード口座ですがこちらはボーナス適用ありのSTP口座となっています。

同様のサービスを提供しているといえるXMと、HotForexのスプレッドと比較しました。

  FBS XM HotForex
USDJPY 2.5pips 1.6pips 1.7pips
EURUSD 1.1pips 1.6pips 1.1pips
EURJPY 2.1pips 2.6pips 1.5pips
GBPJPY 4.0pips 4.0pips 3.5pips
AUDJPY 1.9pips 3.3pips 2.3pips

通貨ペアにより一長一短ですが、FBSのスプレッドは「標準~やや広い」レベルです。

ただし、FBSはボーナスやキャッシュバック、ロイヤルティプログラムもあります。

これらをフル活用した場合のUSDJPYの実質スプレッドも参考までに記載します。

(計算の根拠)

  • USDJPYスプレッド:2.5pips
  • キャッシュバック:1Lot(10万通貨)あたり2USD→-0.2pips相当
  • ロイヤルティプログラム:50Lot取引で100FBSポイント→100USDと交換
    →1Lot(10万通貨)あたり2USD→-0.2pips相当

(実質スプレッドの計算)

(2.5pips) – (0.2pips) – (0.2pips) = 2.1pips

次は、ECN口座のスプレッドについて類似のブローカーと比較します。

比較対象は低スプレッドで定評を得ているTitanFXとTradeViewです。

※ECN口座は取引手数料が徴収されるため、これを加味した実質スプレッドをカッコ内に表記しています。

  FBS TitanFX TradeView
USDJPY 0.2pips (0.8pips) 0.2pips (0.9pips) 0.3pips (0.8pips)
EURUSD 0.0pip (0.6pips) 0.2pips (0.9pips) 0.2pips (0.7pips)
EURJPY 0.1pip (0.7pips) 0.3pips (1.0pip) 0.5pips (1.0pip)
GBPJPY 2.3pips (2.9pips) 1.5pips (2.2pips) 0.8pips (1.3pips)
AUDJPY 1.1pips (1.7pips) 0.5pips (1.2pips) 0.7pips (1.2pips)
取引手数料 (往復) 6USD 7USD 5USD

FBSのECN口座のスプレッドは得意分野と苦手分野とがはっきり分かれています。
得意分野はメジャー3通貨(USDJPY、EURUSD、EURJPY)とドルストレート(GBPUSDやAUDUSDなど)であり、反対にクロス円(GBPJPYやAUDJPY)です。

総合的にみれば、FBSのECN口座のスペックは「もう少しで海外FXの最先端に届く」というレベルです。

但し、クロス円などのスプレッドが弱い点は、複数通貨を縦断的にトレードするスキャルピングトレーダーにとっては気にしなければならないポイントで、この点でFBSをメイン口座とする意味は薄れます。
※予備の口座として保有しておく価値はあるとみています。

レバレッジについて

FBSの最大は3,000倍であることは広く知られています。

しかし、実際に3,000倍のレバレッジをフルに活用した場合、最悪スプレッド+ノイズでロスカットされてしまうことでしょう。

重要なのはレバレッジに加えて、ロスカットレベルの低さです。

※ゼロカット採用によるマイナス残高の補填は大前提です。

最大レバレッジとロスカットレベルの2点により、許容される最大逆行値幅や最大許容損失額が決定されます。

話を具体的にするために、XMとiFOREXを例にみてみましょう。

 

FBS

XM

iFOREX

最大レバレッジ

3,000倍

888倍

400倍

ロスカットレベル

(証拠金維持率)

20%

20%

0%

口座に10万円(または相当額)を入金した場合

最大ポジション

(USDJPY=100円)

300万通貨

88.8万通貨

40万通貨

10万通貨保有時の

最大許容損失額

(ロスカットされる含み損)

約-9万9,000円

(約-99pips)

約-9万8,000円

(約-98pips)

-10万円

(-100pips)

確かに最大ポジションはレバレッジの分だけの違いがありますが、同じ数量のポジションを保有した場合のロスカット値幅は、逆に最もレバレッジが低いiFOREXが高くなっています。

このように、ハイレバレッジは単に見た目上の数字だけで判断してはならないのです。

ライセンス・信頼性について

公式ウェブサイトの記述がわかりづらいので、実際にサポートチャットで問い合わせてみました。

質問したのは次の3点です。

  1. 保有ライセンスは何か?
  2. 日本人顧客に適用される金融ライセンスは何か?
  3. 信託保全のような顧客資産保護スキームは適用されているか?

これに対するサポートの回答(要約。原文は英語)は、次のようなものでした。

FBS Markets Inc.はIFSC(ベリーズ国際金融サービス委員会)によって規制されており、顧客の資産は分別管理されている。

規制を受けるブローカーとして、FBSは厳格な国際的要求に応えるため、定期的な自己資本の監査を受けている。 したがって顧客資産は100%安全である。

実際ベリーズの金融ライセンスは、CySEC(キプロス)やFCA(英国)よりは厳格ではないのですが、2009年よりこれまでの運営実績や決済実績などをみて、実態のある信頼できるブローカーだといえます。

したがって、口座開設や取引はしても大丈夫ですが、肝心の取引環境が(他の信頼できるブローカーの中で)今一歩のところがあるため、あくまでサブ口座としての位置づけとなってしまいます。

総括

FBSは非常に大規模なブローカーであり、サポート体制も実は整っています。

取引環境も得意分野では海外FXブローカーの最先端を行くものです。

問題は、ウェブサイトの日本語の拙さや苦手通貨ペアのスプレッドの広さなどをどう解釈するかで、この点を考えずしてはXMやTitanFXの代わりにメイン口座とすることは難しいといえます。

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