iFOREXレビュー

国際法人iFOREXによって提供されているiFOREX(アイフォレックス)は、1996年以来の20年以上にわたるサービスの提供実績がある、海外FXブローカーです。 海外FXの特徴である、ハイレバレッジ(最大400倍)とゼロカット制度(証拠金維持率0%で強制ロスカット執行)という基本的な取引環境も備え、同時に口座開設プロモーションやキャッシュバックなどにもかなり積極的です。 また、日本人顧客向けの情報提供が最も充実しているブローカーの1つであるため、XMと並んでビギナートレーダーでも使いやすい環境が整っています。

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長所
  • 1996年創業の海外FX最古参ブローカーで信頼性は抜群
  • 最大レバレッジ400倍&ロスカットレベル0%のハイレバ環境
  • 海外FXブローカーの中では最も自然な日本語サポート
  • エリート口座のスプレッドは、もはや国内FXに匹敵するレベル
  • 豊富なボーナスやキャッシュバック、積極的なプロモーション
  • 日本語による教育プログラムもかなり充実し、実用的である
短所
  • 出金手続きが独特で、毎回煩雑な手順が必要で面倒なところも
  • ロスカットレベルは0%なので、ロスカットされると資金は0に
  • 口座登録をした場合、営業の電話がかかってくることもある
  • 海外FXブローカーには珍しくDD方式なので取引条件に注意
  • 具体的なプロモーション適用の条件がブラックボックスなところも
  • 一部動画による教育プログラムは、口座保有者のみに提供
ブローカーの特性
  • ボーナス制度
  • 取引コスト
  • 入出金
  • 日本語サポート
  • 教育プログラム
  • 信頼性・ライセンス

ボーナス制度

新規口座開設を行った顧客限定で、100%+40%ウェルカムボーナスを提供しています。

初回入金額に対して、1,000USD相当までは100%の取引ボーナスが提供され、1,000USDを超過する分に対しては40%の取引ボーナスがそれぞれ提供されます。

例)1,500USDの入金→1,000USD×100%+500USD×40%=1,200USDの取引ボーナス

ボーナス以外の新規口座開設プロモーション

・年利3%の口座利息の付与

初回入金後の口座の有効保有額が1,000USD以上であれば、有効保有額に対して年利3%の固定利息が毎月付与されます。

・スーパー・スプレッドの提供

新規顧客は、通常のスプレッドよりもさらに狭いスプレッドが提供されます。

iFOREXの通常のスプレッドは、XMのスタンダード口座(マイクロ口座)とほぼ同水準ですが、このスーパー・スプレッドはさらに狭くなっています。

※既存顧客は、サポートに連絡することでこのスーパーが適用される「エリート口座」への切り替えが可能です。

既存顧客向けのボーナス制度はなし

iFOREXは、裁量によって個別のトレーダーごとに独自のプロモーションを提供することもありますが、一般的な情報としては、既存顧客向けの取引ボーナスプロモーションは実施されていません。あくまで、新規顧客の初回入金のみです。 一方で、既存顧客向けに、追加入金(2回目以降の入金)にも取引ボーナスを提供しているブローカーとしては、XMやFBSなどがあります。

既存顧客にはキャッシュバック制度を提供

既存顧客の2回目以降の入金に対しては、ボーナスの代わりにキャッシュバックが提供されます。キャッシュバックは、ボーナスと異なり条件なしで出金可能です。

※キャッシュバックの詳細条件は、ログイン後の口座詳細から確認可能です。

キャッシュバック率は、iFOREXの裁量によって入金額の最大100%までの範囲内で決定され、毎週取引口座に付与されます。

ボーナス制度からみたiFOREX

iFOREXの特徴は、プロモーションと取引環境をいずれも追求している点です。

海外FXブローカーの中には、プロモーションや取引環境のいずれかを徹底し、もう一方を度外視しているものもありますが、XMやiFOREXは両方をバランスよく充実させている点で、「中間型のブローカー」ということができます。

ただ、iFOREXのほうが新規顧客向けプロモーションにウェイトを置いており、その一端は100%+40%の初回入金ボーナスや、年利3%の口座利息、スーパー・スプレッドの提供などに見ることができます。

※一方のXMは、既存顧客向けの入金ボーナスやポイントプログラムが充実しています。 したがって、XMのプロモーションが気に入っているのであれば、iFOREXのプロモーションも気に入る可能性が高く、両方の口座を併用してみるのも一考です。

取引条件

iFOREXはウェブサイトの日本語化に力を入れており、取引条件のページも自然な日本語なっていますので、日本人顧客にとってより利用しやすくなっています。

※XMなど多くのブローカーは、取引条件など重要文書は英文のみのことが一般的です。

また、iFOREXは海外FXブローカーとしては珍しく、顧客の注文の執行にDD(ディーリングデスク)方式を採用しています。

この方式は、国内FXブローカーのほとんどが採用しており、極めて狭いスプレッドを提供できる一方で、カバー取引を行わなければ顧客と利益が相反するリスクがあります。

iFOREXがDD方式であるということ

DD方式採用のiFOREXと、NDD方式採用のXMとを同列に比べることはできません。

例えば、上記の利益相反の問題に加えて「スキャルピングトレード」に対するブローカーの態度も異なってくるからです。

NDD方式のブローカーでは、スキャルピングトレードといった超短期取引も自由ですが、DD方式のブローカーではスキャルピングトレードを行うとブローカーのカバー取引が間に合わなくなる恐れがあるため、スキャルピングトレードを禁止する傾向があります。 iFOREXも、スキャルピングトレードは禁止行為であり、行った場合には口座凍結やゼロカット制度執行の対象外となるおそれがあります。

スプレッド・手数料

主要通貨のスプレッドは、ログイン後の取引画面のほか、公式ウェブサイトの「ライブレート」のページで閲覧できます

USDJPYスプレッド 0.7pips
EURUSDスプレッド 0.7pips
取引手数料 無料

※上記は「エリート口座」のスーパー・スプレッドです。

※新規顧客は自動的にエリート口座となりますが、既存顧客はサポートに連絡することでエリート口座への切り替えが可能です。

レバレッジ・ロスカットレベル・ゼロカット(追証)制度

プロモーション活動の中では、そこまでアピールしていませんが、実際に取引を行う上で重要となる諸点も非常に優れた部類に入ります。

特に、強制ロスカットレベルが証拠金維持率0%(しかもゼロカット制度採用)なのは、国内外をみてもiFOREXのみといってよく、口座資金が0になるまでポジションを保有し続けることができます。

レバレッジ 最大400倍 ※銘柄によります。 ※銘柄別の最大レバレッジは公式ウェブサイトの「取引条件」より「通常必要証拠金」の項目から確認できます。 例)米ドル/円:0.25%→レバレッジ400倍 例)米ドル/トルコリラ:0.50%→レバレッジ200倍
ロスカットレベル 証拠金維持率0%
ゼロカット制度 ゼロカット制度採用 (「追証ゼロ」サービス)

レバレッジ400倍のiFOREXとレバレッジ888倍のXM

一般に最大レバレッジが高ければ高いほど、より大きなリスクをとれます。

しかし、もう一つ重要なのは強制ロスカットが執行される証拠金維持率のレベル(ロスカットレベル)です。

例えば、XMは最大レバレッジ888倍ですがロスカットレベルは20%です。

これは、証拠金全部を使ってポジションをとった場合には、証拠金額が2割まで減った(8割減)段階で強制的にポジションが決済されることを意味します。

一方で、iFOREXは最大レバレッジこそ400倍(主要通貨)ですが、それでも国内FXブローカー(最大25倍)の16倍のポジションとることができますから、レバレッジとしては十分という見方もできます。 しかも、ロスカットレベルが0%なので証拠金全額を使ってポジションをとった場合には、証拠金額が0円になる(10割減)まで強制決済されずに自分の裁量でポジションを保有できますから、トレードスタイルによってはiFOREXのほうが有利になることもあり得ます。

取引プラットフォーム

iFOREXの提供している取引プラットフォームは、以下のとおりです。

PC向け:Webブラウザ版「FXnet Viewer」

スマートフォン向け:モバイルアプリ

海外FXブローカーでは一般的な、MT4やMT5、またはcTraderはサポートされておらず、独自アプリでの取引となります。

顧客サービス

iFOREXが最も力を入れている顧客は、おそらく日本人顧客だと思われます。

海外FXブローカーでありながら、国内FXブローカー並みのバリエーションを選べます。

各サポート方法の概要は、以下のとおりです。

メール 日本人顧客向けサポートデスクに直接メールで問い合わせます。 ※休業日(土日)を除き、通常24時間以内に返信が来ます。
電話 日本語デスク電話番号に電話を掛けます。 ※国際電話となりますので、電話発信時に国番号を付加する必要があります。
ファックス ※国際FAXとなりますので、送信時に国番号を付加します。
ライブチャット 日本人オペレーターとチャットで会話できます。
電話のリクエスト 事前に電話番号や希望日時、お問い合わせ内容を伝えておくことで、iFOREXの側から電話をかけてもらえます。

教育プログラム

トレーダー向けに役立つ教育プログラムが提供されています。

会員ページからアクセスできる「FX取引のイロハ」では、取引にとって重要な用語の解説から、市場分析方法までが網羅されています。

各コンテンツはビデオ形式となっています。

ビデオコンテンツのほか、独自の経済ニュース(レポート)の提供も行われています。

このコンテンツは、会員でなくても閲覧可能です。

XMのレポートと、iFOREXのレポートのどちらが役に立つか?

iFOREXと同じく、日本語による市況の情報提供をサポートしているXMとは、相互補完関係にあるといえます。

XMは、毎朝と毎夕に会員限定で、テクニカル分析レポート(取引シグナル)を提供しているほか、毎日ビデオコンテンツにてファンダメンタル中心の情報を発信しています。

一方でiFOREXは、ファンダメンタルのニュースを中心に、ボリュームのある記事(デイリーレポートやウィークリーレポートなど)を発信しており、過去のニュースのアーカイブを検索することも容易です。また、非会員でもかなりの量のコンテンツを利用可能です。 そのため、「テクニカルのXM」と「ファンダメンタルのiFOREX」のように使い分けるほうがトレーダーとしては有効でしょう。

また、「経済指標カレンダー」の提供も行われています。

内容は、Investing.comなど主要なウェブサイトが提供するものとほぼ同じです。

こちらの情報も、会員・非会員問わず閲覧することができます。

口座開設方法

口座開設時の注意点としては、基本的には各入力項目はすべて「半角英数字」で入力することです。

つまり、住所や氏名などもローマ字で入力します。

もし、入力の仕方がわかりづらい場合にはiFOREXの日本人顧客向けサポートを利用してください。

まず、公式サイトにアクセスして登録フォームに記入します。

各入力項目のうち、注意が必要な項目は以下のとおりです。

名前 下の名前(ファーストネーム)をローマ字で入力します。 例)山田 太郎の場合→TARO
苗字 上の名前(ラストネーム)をローマ字入力します。 例)山田 太郎の場合→YAMADA
電話番号 電話番号を国番号付きで入力します。
固定電話番号でも携帯電話番号でも可能ですが、この登録した番号あてにiFOREXから営業の電話がかかってくることがあります。
例)日本の電話番号03-1234-5678の場合→+81 03 12345678

入力が完了し、次の場面に進むと「確認コードの入力」と「取引規約およびお客様情報の扱いへの理解・承諾」画面となります。

画面に表示されている7桁の数字を入力し、取引規約およびお客様情報の扱い(日本語化されています)を確認し、理解・承諾のうえチェックボックスにチェックを入れてください。

口座開設が完了すると、パスワードが発行されます。

メールアドレスとパスワードを用いて、会員ページにログインしてください。

ログインが完了すると会員ページに移動します。

この時点で、入金や取引を行うことは可能ですが、出金を行うためには必要書類を提出し、承認を受ける必要があるため、最初の時点で必要書類の提出を行うことをお勧めします。

会員ページ右上のアイコンをクリックし、「書類のアップロード」を選択します。

必要書類のアップロード画面に移動します。

この画面から必要書類の画像をアップロードしてください。

また、何らかの事由でアップロードができない場合などには、日本人顧客向けサポートに問い合わせてください。

日本人顧客で提出する必要がある書類は、2種類あるいは3種類です。

各書類の具体例や、注意事項は以下のとおりです。

身分証明・パスポート
・運転免許証
※「氏名」「生年月日」「出生地」「市民権」を証明する、写真付きの公的機関発行のもの(有効期間内)であれば、他の書類(障害者手帳や住基カードなど)でも代用可能です。
現住所の証明・水道光熱費の請求書
・銀行の明細書
・住民票 ※いずれも、発行から6か月以内であること。
クレジットカード画像 入金に使用した(使用する)クレジットカード(デビットカード)の、裏表の画像を送付します。

送付の際には、表面の最初の12桁と裏面のCSVは隠します(ペイントソフトなどで画像編集をする)。

※入金にクレジットカードを使用しない場合には、提出不要であり、また複数のカードを使用する場合にはそれらすべての表裏の画像提出が必要になります。

入金方法

入金方法の選択に当たっては、出金方法との関連も知っておく必要があります。

特に、クレジットカード(デビットカード)で入金する場合にはカードでの入金分までは、すべてカードへの返金という形で出金されます。

例)10万円カード入金し、30万円出金する場合→10万円分はカードへの返金。20万円はその他の方法での出金。

その他の方法で出金することを希望する場合には、bitwalletや銀行振込で入金することをお勧めします。

iFOREXへの入金方法は、以下のとおりです。

なお、最低入金額は10,000円です。

クレジットカード
(デビットカード)
クレジットカード(デビットカード)で入金します。
入金は、即時反映されます。 また、カード入金の場合は出金方法に制限がかかります。
対応銘柄は、VISAやMastercard、JCBなどです。

bitwalletオンラインウォレットである、bitwalletを経由して入金します。
入金は、即時反映されます。
bitwalletへの入金は、国内銀行送金のほか、各種ブランドのクレジット/デビットカードが利用可能です。
国内銀行送金 国内の銀行口座あてに振込送金します。
銀行ごとに設定された所定の振込手数料がかかります。
国際銀行送金海外の銀行口座あてに振込送金します。
銀行ごとに設定された所定の海外送金手数料がかかります。

お勧めの入金方法はbitwallet

bitwalletは他の方法と比較して手数料が無料~格安であるほか、bitwallet→iFOREXの反映が即時に行われるため、大変便利です。

※銀行振り込み→bitwalletの反映は、銀行営業時間内であれば15分程度です。

また、XMやTitanFXなど他の海外FXブローカーの採用例が多いのも特徴で、これら複数のブローカー間の資金移動の際に活躍します。 ※iFOREXの場合、bitwalleは入金のみに対応しており、出金は行えません。

出金方法

入金方法で、クレジットカード(デビットカード)を選択していた場合には、各カードに入金額までが最優先で返金されます。

そして、すべてのカードに返金が完了したのちに、他の出金方法の選択が可能になります。

また、出金手続きの際には毎回「出金依頼書」をプリントアウトして、署名しスキャンしてアップロードまたはメールで送付する必要があります。

※本人確認書類や住所確認書、カード画像などは1回の提出・承認で十分です。

iFOREXからの出金方法は、以下のとおりです。

クレジットカード
(デビットカード)
入金に使用したカードに対し、返金扱いで出金します。
※システム上、入金額以上の返金はできません。
国際銀行送金 日本国内の銀行に海外送金扱いで出金します。
出金にあたっては、銀行所在地やSWIFTコードなど銀行情報を英語で入力する必要があります。
※銀行情報については、iFOREX日本人顧客向けサポートのほか、各銀行に問い合わせてください。

また、以下の手数料が徴収されます。
・iFOREXでの出金手数料:2,000円 ※10万円以上の場合、毎月3回まで無料。
・受取銀行でのリフティングチャージ ※銀行によって手数料額は、異なります。



 

出金手続きの煩雑さ・手数料はiFOREX最大の弱み

iFOREXにおける利益分の出金方法は、海外銀行送金のみとなっており、これは海外FXブローカーの中で最も少ないといえます。

ブローカーによっては、bitwalletを介した出金が可能となっており、こちらは出金コストがbitwallet→国内銀行口座の際にかかる824円のみで、さらに出金完了まで数日とたいへんトレーダーにとって使いやすいシステムとなっています。

一方でiFOREXは、出金手数料が数千円かかるだけではなく、毎回の出金申請で「出金依頼書」をプリントアウトし、署名してスキャンして提出する手間もかかります。
出金の際には、ある程度まとまった金額(できれば10万円以上)をまとめて依頼するようにしましょう

評判の検証

iFOREXが自らアピールしているポイントや評判として流布している点につき、事実に即しているかということを検証します。

スプレッドについて

トップページにて公表されているスプレッドは、「エリート口座」のものです。

新規にiFOREXで口座を開設した顧客は自動的にエリート口座となり、狭いスプレッドを利用できますが、以前よりiFOREXを利用している顧客はサポートに依頼することでエリート口座へと切り替えてもらうことができます。

したがって、以下ではエリート口座のスプレッドをもとにXM(海外FX最大手)とTitanFX(狭いスプレッドで有名)の手数料無料口座のスプレッドを比較します。

  iFOREX XM TitanFX
USDJPY 0.7pips 1.6pips 1.2pips
EURUSD 0.7pips 1.6pips 1.1pips
EURJPY 1.2pips 2.6pips 1.2pips
GBPJPY 2.3pips 4.0pips 2.3pips
AUDJPY 3.0pips 3.3pips 1.6pips

※いずれも執筆時点(2019年10月)の情報に基づきます。

※スプレッドはいずれも変動制であり、早朝や指標発表時などの流動性低下時には拡大することがあります。

iFOREXのスプレッドは、特にUSDJPYやEURUSDといったメジャーな通貨で狭くなっていることがわかります。

一方で、GBPJPUやAUDJPYといったクロス円のスプレッドを求めるのであれば、TitanFXのほうが狭くなっています。

しかし、TitanFXはブローカーのポリシーとしてボーナス制度を一切提供しない代わりに、スプレッドを狭くしているため、iFOREXと同列に比較してよいのかは疑問です。

むしろ、性質が良くにしているXMとの比較では、iFOREXのスプレッドは、「狭い~同等」といえ、取引環境としてより優れているといえます。

国内FXブローカーと比較したiFOREXの特徴

なお、XMとTitanFXはいずれもNDD方式のブローカーであるため、DD方式のiFOREXはむしろDD方式採用が大多数の国内FXブローカーと比較するべきだともいえます。

国内FXブローカーは、スプレッドがUSDJPYで0.2pips~0.3pipsであることからも明らかなとおり、取引コストは「ほとんどないに等しい」レベルにまで達しています。

iFOREXのスプレッドは、海外FXのNDDブローカーよりは狭いものの、国内FXのDDブローカーよりは広いという、微妙な位置づけとなっています。 ただ、国内FXブローカーに対するiFOREXの優位は、最大レバレッジ400倍(国内FXは最大25倍)とゼロカット制度の採用(国内FXはロスカット未収金の徴収あり)にあるといえます。

ライセンス・信頼性について

公式ウェブサイトにおいて、「20年以上の取引実績」もアピールされています。

したがって、保有している金融ライセンスと運営実績についてXM、TitanFXと比較します。

iFOREXを運営する国際iFOREXグループは、公式ウェブサイトにおいて以下のライセンス保有を宣言しています。

  • Formula Investment House Ltd.:英領バージン諸島の金融サービス委員会(Certificate No. SIBA/L/13/1060)
  • eBrókerház Befektetési Szolgáltató Zrt.:ハンガリー国立銀行の金融ライセンス (ライセンス番号 II/73.059/2000および III/73.059-4/2002)

なお、XMとTitanFXの保有金融ライセンスと運営実績は以下のとおりです。

  iFOREX XM TitanFX
保有金融ライセンス 英領バージン諸島 ハンガリー国立銀行 セーシェル諸島 バヌアツ共和国
運営実績 1996年より (23年間) 2009年より (10年間) 2014年より (5年間)

複数の金融ライセンスを保有していることや、運営実績がXMの2倍以上あることなどを考えると、iFOREXの信頼性は海外FX中随一だといえます。

但し、iFOREXは以前CySECのライセンスを保有していたけれども、現時点では公式ウェブサイトに表記されていない点は懸念材料です。

その点では、同一のライセンスを長期間保有し続けているブローカーのほうが、信頼性が高いとも言えます。

また、iFOREXは日本国内法で禁止されている電話による勧誘行為を行っているという報告もあるため、この点が今後日本の金融当局によって規制が入る可能性もあります。

iFOREXは信託保全未実施

信託保全とは、万が一FXブローカーが破綻した場合であっても、顧客資金を保全するためのスキームであり、国内FXブローカーは信託保全が義務付けられています。

しかし、iFOREXは日本の金融当局による規制を受けていないため、信託保全を行っていません。

そのため、iFOREXが経営破綻した場合には、資金が(全額)返却されない恐れもあります。 但し、海外FXブローカーにおいて信託保全を行っているブローカーはXMを含めても、ほとんどなく(トレードビューなどは上限金額付きで行っています)、これはiFOREX固有のデメリットであるというよりは、海外FX全体のリスクだともいえます。

ハイレバトレードについて

海外FXを利用する動機の一つがハイレバレッジを利用した、高リスクなトレードにあることはよく言われています。

海外FXブローカーは総じて、ハイレバレッジですが、ハイレバトレードとの関係では、最大レバレッジとロスカットレベルの双方を比較する必要があります。

  iFOREX XM TitanFX
最大レバレッジ 400倍 888倍 500倍
ロスカットレベル 証拠金維持率0% 証拠金維持率20% 証拠金維持率20%
ゼロカット制度 採用(追証なし) 採用(追証なし) 採用(追証なし)

最大レバレッジだけでいえば、おそらくFBSの提供する3,000倍が最高ですが、レバレッジは数百倍を超えて高くなりすぎると、スプレッドの含み損で強制ロスカットされることになるため、あまり参考になりません。

iFOREXの場合には、XMやTitanFXといった主要なブローカーと比較して最大レバレッジこそやや劣りますが、ロスカットレベルが証拠金維持率0%とほかにはない特徴を持っています。

この恩恵は、特にレバレッジを控えめにして長いスパンのポジションを保有する場合に表れ、含み損が大きくなり他のブローカーでは強制決済されるような局面でも、まだポジションを保有することができます。

また、もちろんレバレッジいっぱいのポジションを保有してトレードする場合でも、(指標発表時などの)相場の上下動にも最大限耐えられますから、「一発を狙う」トレードでもXMやTitanFX以上のフレキシビリティを期待できます。

※iFOREXで大きなリスクをとるトレーダーのことを「アイフォ戦士」と呼びますが、このような俗称があるのもiFOREXの長期にわたる運営実績の結果であると思われます。

キャッシュバックについて

キャッシュバックを行っているブローカーで、iFOREXと同じくらい有名なのはFBSです。

XMもポイントプログラムにより、キャッシュバックを行っているとも言えます。

但し、こちらは還元率が(ボーナスとの交換と比較して)低いので割愛し、iFOREXとFBSを比較します。

※またXMをはじめとして、IBを経由した独自キャッシュバックも行われていますが、こちらも内容が煩雑になりすぎるので割愛します。

  iFOREX FBS
キャッシュバック率1Lot(10万通貨)あたり、最大15USDの範囲内で、通貨ペアごとに異なる。
※USDJPYは2~5USD/Lot
iFOREXの裁量で決定。
キャッシュバック上限 無制限 入金額の100%までの範囲内で、iFOREXが裁量で決定。

キャッシュバック条件により透明性があるのはFBSですが、iFOREXはブローカーの裁量により、利用頻度の多いトレーダーは優遇してもらえる可能性があります。

また、FBSは日本語サポートが十分とは言えない部分がある(ウェブサイトの日本語化など)ため、特に初心者のトレーダーはiFOREXを利用したほうが良い場合もあります。

一方で、中上級者トレーダーでキャッシュバックを考慮するならば、iFOREX以外の選択肢も吟味してみる価値はあります。

総括

iFOREXがXMと並んで、海外FXの最大手とされることには理由があります。

取引環境の充実とプロモーションの両立はブローカーにとって容易ではありませんが、iFOREXは目の肥えた日本人顧客をも満足させるために尽力しており、その成果が20年以上の運営実績ではないかとみています。

iFOREXは、メイン口座の1つとして口座を開設するに値するブローカーであり、初心者トレーダーにとっても日本人顧客向けサポートの充実という点から、推奨することができます。

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